ホテルの駐車場でナビに次のポイントを指定して走り始める。昨日と打って変わって空はどんよりと曇って雨が降り続いている。旅行に出る前にフロントガラスの油膜を完全に取り除いて、撥水加工しているのでワイパーに頼ることなく走れるので楽ではあるが、現地に到着してからは傘をさして歩き回らないといけないので、それが鬱陶しい。
ナビというものは不思議なもので、広い国道を延々と走らせてくれればいいものの、今回もまた田園風景の中を走らせてくれる。道幅はそれほど広くないものの信号が無いので一定速度で巡航できるのはありがたいものです。
そうこうしているうちに豊後高田の町に入ったのですが、異様なまでにおまわりさんの量が多いのが気にかかる。雨の中、カッパを着て人と車を誘導しているおまわりさんにはいつもながら感服してしまう。
そんな中でナビが目的地付近に到着とのたまう。到着地点は豊後高田商工会議所横の駐車場である。事前に調べた情報によると30分までは無料でその後は300円の駐車料金が必要とのこと。
誘導員に従い駐車場に入るが、ゲートでチケットを取ることができない。発券機に紙が貼られているのだが、雨に濡れて文字が読めないのである。戸惑っていると警備の人が近寄ってきて、そのまま入るように促す。どうも本日はイベント日らしく駐車料金は無料だったらしい
ある意味
ラッキー
車はそこそこ止まっているが、角の乗り降りしやすい場所は何故か空いていた。早速、そこに止めて降り立つと、何やら張り紙がされた車を発見。
模範運転者だそうな。噂には聞いたことがあるけど、初めて現物をみせていただきました。
そして、ふらふらと駐車場を抜けていくと人だかりが。
スーパー大鍋の周りで係りの人があわただしく準備をされていました。
やはり何かのイベントが模様されているらしいです。帰ってから検索してわかったのですが、
《仏の里 昭和の町豊後高田五月祭》
■開催日■ 平成25年5月18日(土)~19日(日)
■開会式■ 9:30~
■開催場所■ 中央公園《第30回記念 国東半島ほとけの里 豊後高田ふれあいマラソン大会》
■開催日■ 平成25年5月19日(日)
■受付時間■ 前日:13:00~17:00 当日: 8:00~9:30
■受付場所■ 前日、当日ともに高田体育センター
■開会式■ 9:00~(中央公園ステージ)
二つのイベントが同時進行で行われていたみたいです。
イベントを横目に私は本来の目的を果たすことに。
商工会議所の横に昭和ロマン館があります。ここにインフォメーションがあり総合案内所も務めているみたいです。
但し、当日はイベント開催中らしく案内所には誰もいませんし、なんといっても空気が慌ただしいです。仕方がないのでそのまま進んでいきます。
まずは発見所です。この周辺には有料施設がいくつかありますので、ここで全館共通チケットを手に入れておくと便利です。800円だったかな。
尚、これから先は雰囲気に合わせる手前、モノクロでお送りいたします。
入り口付近から中にいたるまで、昭和の駄菓子屋をイメージして作られていますし、当然のごとく並んでいる駄菓子を購入することも可能です。
駄菓子屋の雰囲気に似つかわしくない陳列もありました。タバコとウエディングドレス
ウエディングドレスの横にある大衆食堂が博物館の入り口になっています。その横に出口が並んでるので間違えないように大衆食堂に入りましょう。(私は間違えて出口方向に向かってしまい、駄菓子屋のおばちゃんに怒られました)
中に入るとさまざまな展示物が並んでいます。あまりにも多くてここで紹介しきれないので一部分だけお見せしましょう。
これわかりますか?自転車ではなくバイクですよ。これがまさに原動機付自転車の原型ですね。
街角シアターでしょうか。お金を入れると映像が見えるらしいです
このような雑誌からレコードまで昭和3,40年代のものがたくさん陳列されています。当然ながらおもちゃもたくさん並んでいます。
全てをお見せできませんが、斜め上から撮影できたのでご覧ください。狭いところに思いっきり陳列されています。
博物館を出て広場にいくと、古い車が所狭しと陳列されていました。名車とか高級車はありませんが、庶民の車が多数並んでいました。
オート三輪は懐かしいですね。私が子供の頃に近くの商店のおじさんが走らせていました。
スバル360です。今となっては室内もせまっ苦しいですが、この時代は4人乗車で走り回ったのでしょうね
学校の風景。私のころはこんな机といすでした。懐かしい~
そして、ガリバン(今の人はわからないだろうなぁ)
これは有料施設の中です。写真ではわかりにくいですが、年代によっては懐かしい風景が広がっています。
このトラックは噂には聞いていましたが見るのは初めてでした。バイクに車体を取り付けたような雰囲気で、エンジンにまたがって運転するようになっています。ハンドルもバイク風ですよね。
それでは昭和の町に出てみましょう
今でいうアーケードですね。いろんなお店が並んでいました。
学校給食た食べられます。はっきり言うと「高い」
観光客を当て込んだ価格設定になっていますね。これでは客も付きにくいでしょう。客が付かないから在庫が処理できない、売り上げが立たないから価格を上げるしかない。
まぁ悪循環ですね
原価的にはたかが知れているので、400円くらいに下げれば地元の人の需要も促せるのではないかと思うのですが残念です
私は隣にあった大衆食堂で親子丼380円をいただきましたw
ガソリンが安く感じますが、税率はこの当時から高かったみたいですね。それと謎なお薬の広告がありました。
あとでググってわかったのですが、奇をてらった商品名じゃなく意味があるみたいです。(興味のある人はググってみてください)
さらに昭和30年代を醸し出す施設を発見「出会いの里」
お土産屋さんと食堂がありました。有名人が訪れた時の写真などが陳列されていましたので、それなりに話題になった場所みたいです。
旧共同野村銀行の建物を使って昔の紙幣の展示しています。(無料)
1億円の重さと大きさを体感できますので、宝くじに当たった時に慌てないように予行練習にどうぞ。見た目よりも重たいです
はきもの店付近がいい雰囲気を醸し出していたので撮影してみました。それと「新町ナイトセンター」
一応、お店が入ってるみたいですが、思いっきり懐かしい雰囲気があったので撮影してみました。
さて、昭和の町に行く価値があるかというと
有料施設とその周辺は懐かしい物や、珍しいものがたくさんありますので、今回みたいにイベントでざわついていなければ楽しめます。800円は惜しくないと思いますよ
で、
昭和の町並みなのですが
企画当初は目に見るものがそれなりにあったみたいですが、今は・・・・
宇佐神宮とか国東半島を回るついでに寄ってみる分にはたのしいところだと思います。
私はイベントに参加している人が帰りだして渋滞になる前に移動することにしました
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